運動が大嫌い、学校の体育の授業以外、何十年も運動をまったくしてこなかった春風。
そんな春風が、体重の増加もあり50歳で新たなチャレンジとして2024年8月からスポーツジムに通い始めました。
最初は続けられるのか、ケガをしたらどうしょう等…不安や戸惑いもありました。
ですが、運動をはじめてみたらたくさんのメリットがあり、人生が変わってしまうぐらいのレベルです。
今ではその決断をしてよかったと心から感じています。
この記事では、運動が50代女性にもたらした実際にあったメリットと、同じように新しい一歩を踏み出したいと考えている50代女性へのメッセージをお届けしたいと思います。
運動をはじめたきっかけ
体重増加と筋肉量、骨量の低さ
体重がやばい!筋肉量・骨もやばい!
運動をはじめたきっかけはまずは体重の増加です。
食べる量が増えた感じはしなかったのですが、気が付けば体重が過去イチに増加。
若い頃は少し食べる量を減らしたり、少し動けばすぐに元の体重に戻っていたのが戻らない。。
右肩あがりに体重が増えていき、このままではどんどん太っていくことが目に見えて感じました。
見た目も、ポッコリお腹、たれたお尻、人としては中身は薄いのに体型だけがぶ厚くなっていく。。
さらに、年1回の健診の際に詳細に体内の成分を表示できる機械で測ってもらったところ…
体重、体脂肪、内臓脂肪が基準より高い。
逆に、筋肉量、骨量が基準より低い。
そこで言われたのが、このままでは筋肉量がどんどん減り将来的に歩けなくなる。
また、骨粗鬆症なるリスクも高い、と言われてしまいました。。
実は、多少自覚もしていました。
骨は別に感じなかったのですが、太ももに異変を感じていました。
脂肪はあるのに、なんだか細くなり筋肉が減った感じはしていました。
そして、少し階段を昇ると太ももやお尻が痛かったりもしました。
歩けなくなるのはやはり辛い。
年齢を重ねても自分の好きなこと、やりたいことをやるには自力で歩ける、というのは重要な要素の一つ。
また、家族に迷惑をかけるわけにはいけません。
まずは少し運動をすることを薦められました。
ですが、運動が大嫌い。
自分に甘い自分が一人でトレーニングや運動できない、と思いました。
またお金をかけないとすぐ怠けてしまう。
ある程度、健康に課金をしようと思い重い重い腰をあげてスポーツジムに行くことを決心したのです。
50代からは健康に自己投資することも健康寿命を延ばすためにも大切
体重は減らないけど運動の効果がすごかった
運動がもたらした心と体の変化
あくまでも個人の感想です。効果には個人差があります。
運動を始める前は、身体の衰えと更年期もかさなり、ダルくて動けない日や気持ちが沈むことも多く、1日元気に過ごせる日が1ヶ月のうちに数日ぐらいしかありませんでした。
しかし、ジムに通いはじめて、週2~3日程度の筋トレと有酸素運動を定期的に取り入れたことで次のような変化を実感しました。
運動嫌いで運動をしてこなかったからこそ、運動の効果をより実感できています。
運動をしてこなかったからこそ、運動の効果をより実感できています❣
体力がついた
運動をはじめてまっさきに実感しました。
階段を登るのが楽になり、日常の動作がスムーズになりました。
個人差はあるかもしれませんが、春風は1ヶ月しないぐらいで「アレ?なんか階段が楽かも」と感じました。少し走っただけで息切れをしていたのが、駅の階段ぐらいならダッシュしても息切れをあまりしなくなりました。
それから、階段を昇っても太ももやお尻が痛い、ということも減り、なんだか身体に余裕がある感じがしました。
わずか1ヶ月で体力、筋力がついたな、と実感できたのは驚きました。
よく眠れる・睡眠の質がよくなる
50歳近くなった頃から寝つきが凄く悪くなりました。
若い頃は悩みやストレスで眠れないことが多かったのですが、アラフィフになってからは、図々しくなったせいか悩みやストレスもあまり気にならなくなったのですが、なかなか眠れなかったり、夜中に何度もトイレに起きるようになってしまいました。
そして、トイレに起きるとまたしばらく眠れなかったり…
そのせいか、朝の寝起きも悪く、昼間も眠たい、1日中だるくて昼寝なしではいられませんでした。 眠れないことで頭がボォーッとしてしまい昼間のパフォーマンスが悪く、やりたいことがほとんどできていませんでした。
ですが、運動をはじめてから寝つきがすごくよくなりました。
深く眠れるようになったのか、運動をはじめてから汗をよくかくようになったせいか、身体がむくまなくなったのか、原因はわかりませんが夜中のトイレの回数がぐっと減りました。
夜中のトイレが全くなくなったわけではありませんが、起きてもすぐにまた眠れるよになりました。
そのため、朝もスッキリ起きられるようになり、20代、30代の時のパフォーマンスはもちろんでませんが、運動を始める前に比べるとものすごく動けるようになり、やりたいことができるようになりました。
頭もスッキリしている日が多くなりました。
毎日、ぐっすり眠れるわけではなく、たまには眠れない日もあります。
ですが、運動をはじめてからは始める前よりもぐっすり眠れる日が多くなり、睡眠の質が良くなった気がします。
アップルウォッチで睡眠データをとっているので、運動をはじめるまえよりも長く寝ていることや、覚醒時間が減っていることもわかりました。
ただ、運動をする時間や運動量は睡眠に関係するようです。
春風の場合、夕方にジムにいったり、運動しすぎると逆に眠れなくなります。
個人差はあると思うので、自分にあった運動する時間や運動量を見つけることが大切だと思います。
気持ちが前向きになりやる気がでる
50歳に近くなってから、更年期もかさなり、やる気がでない、気持ちの落ち込みが多かったのですが、運動後の爽快感や達成感やよく眠れるようになったので、気分が明るくなったり、他のことに対してもやる気がでるようになりました。
また、気持ちが落ち込むことやイライラすることも減りました。
明るい人になった感じです。
運動をすることでアドレナリンやテストステロンなどのホルモンが分泌されることも関係しているかもしれません。
やる気がでて、気持ちの落ち込みが減ったことで、やりたいことができるので、ストレスも減りました。
《運動をはじめてよかったこと》やる気がですぎて登山に初挑戦したらみたことがない景色がみれた
ジム通いをはじめて3か月ぐらいたってから、久しぶりに友人に会う機会がありました。
その友人は登山が趣味で楽しいから「一緒に行かないか」と誘われました。
運動をしていなければ、身体はだるいしチャレンジする元気もないし、息もあがりそうだし、となにかと理由をつけて断っていたと思います。
ですが、前述したように体力がついた実感もあり、気持ちも上向きになっていたので、友人の誘いにのってみました。
初心者向けの日帰りで片道1時間程度で登れる山に連れて行ってもらいました。
もちろん、息もあがるし足もそれなりに痛かったのですが、無事に登頂することができました。
筋トレ効果もあったのか、思っていたよりスムーズに登れました。
その後も3回ほど友人に誘われて登っています。
回数も重ねるごとに昇る際にあまり辛くなくなってもきました。
今までみたことがない登頂からの素晴らしい景色を堪能したり、山の上でのごはんなどを楽しんでいます。
運動をはじめていなければ見れなかった景色や経験ができています。
姿勢がよくなる
ジムでのトレーニングにより、姿勢が改善されてきました。
巻き肩気味で猫背だったのですが、筋トレをすることでストレッチ効果もあったのか、胸が広がり姿勢がよくなりました。
これもすぐに実感できたのと、友人にも言われました。
ジムに行くようになってから数週間後に友人に会ったのですが、その友人にはジムに行きはじめたことを言っていなかったのですが、会った瞬間に「なんか姿勢がいいね」と褒められました。
また、気が付いたのですが、丸まっている姿勢より、きちんと良い姿勢を保っている方が身体が楽なことに気が付きました。
良い姿勢を保つ意識をすると腰が楽なこともわかりました。
腰痛、肩こりの改善
筋肉がついたのと姿勢がよくなることで、悩みの種だった腰痛がよくなりました。
姿勢が悪かったり、長時間座ったりしていれば、それなりに痛くはなりますが、常に痛い、ということが減りました。
また、肩こりも減りました。
痛みがないことで家事の時などの負担が減り、動くのが苦痛ではなくなりました。
ストレスからくる過食が減った
春風の場合、お酒は飲まないのですが、ストレスがたまると暴食傾向になります。
甘い物やしょっぱい物が食べたくなります。
ですが、運動をはじめてストレスが減ったせいか暴食が減りました。
暴食しなければ体重は増えないし、血糖コントロールもできるので食べてダルい、眠いと言ったこともありません。
運動することで負のスパイラルから良いスパイラルへ
運動をはじめたことで、身体が良いスパイラルに入った感じがします。
運動する前は、更年期もかさなり、
眠れない ⇒ だるい ⇒ やる気でない ⇒ やりたいことができない ⇒ ストレスがたまる ⇒ 過食になる ⇒ 太る ⇒ 自己固定感がさがる ⇒ ストレスがたまる ⇒ 眠れない
といった感じで、完全に負のスパイラルにおちいっていました。
運動をはじめてからは
眠れる ⇒ やる気が出る ⇒ やりたいことがやれる ⇒ ストレスがへる ⇒ ストレスがない ⇒ 暴食しない⇒ 自己固定感があがる ⇒ 毎日が楽しい、生きるのが楽
のように良いスパイラルに入っていっている感じがします。
数値・体型の変化は少しずつ
数値や体型にあまりこだわらないのが継続のポイント
運動をするとよい効果が多くあります。
ですが、数値や体型など目に見える部分の変化は、がんばっている割には変化は少しです。
筋トレをしてムキムキになるのが嫌、なんて言っている方もいるかもしれません。
大丈夫です。ちょっとやそっとじゃムキムキにはなりません。
テレビやSNSでみるようなムキムキ女子になんて相当努力しないとなりません。
若い人が運動をはじめると数値や体型などの目に見える部分の変化は大きいとは思います。
ですが、アラフィフが運動をはじめると数値や見た目の変化よりも目に見えない部分の変化の方が大きいと感じました。
年齢や運動量、食事も関係すると思いますが、体重、体脂肪、内臓脂肪などの数値は思ったより減りません。
筋肉量、骨量も一気に増えることはありません。
本当にびっくりするぐらい少しずつです。
1ヶ月がんばっても変化していない、なんてこともあります。
春風は運動をはじめて4カ月ですが、見た目はあまりかわりません。
相変わらず、お腹はポッコリでお尻もしっかりタレています。
自分では少しお腹のポッコリは小さいくなったかなぁ、太ももが少し締まったかなぁ、とは感じますが、見た目ですぐわかるような変化はありません。
数値や体形など目に見える部分だけにフォーカスすると数カ月ではあまり運動の効果を感じることはできません。
ですが、上記で書いたように、アラフィフの運動は目に見えない部分での効果がかなり大きいです。
睡眠の質や生活の質、日常生活のパフォーマンスがよくなる、気持ちが明るくなる、といった効果があると思います。
数値や見た目の変化はモチベーション維持にはつながりますが、それだけが重要だとは思わないことが大切だと思います。
50代から運動を始めるためのポイント
これから運動を始めたいと考えている方に、私の経験からアドバイスをお届けします。
- 無理のないスタートを
初めからハードな運動は避けましょう。ケガにつながります。モチベーションも維持できなくなります。 - できればパーソナルトレーナーをつける 春風は月に1回はパーソナルトレーナーについてもらっています。器具の使い方や自分にあったトレーニングをしてもらっています。そうすることで、ケガのリスクが減り、効率的な運動ができます。また、応援してくれる人がいることで継続するモチベーションになります。
- 習慣化が鍵
最初は週1回からでも大丈夫。少しずつ頻度を増やし、運動を日常の一部にすることで続けやすくなります。習慣化できると負のスパイラルから良いスパイラルに変化していき、運動が楽しくなってきます。 - 仲間を見つける
一緒に頑張れる仲間がいると、モチベーションが維持しやすくなります。同年代の友人と始めるのも良いですね。 - 小さい目標を設定する
小さな目標を立てて達成する喜びを味わいましょう。例えば「今週は3回ジムに行く」「2分間全力で走る」といった小さい目標が効果的です。
最後に:新しい一歩を踏み出す勇気を
50代は新しいことを始めるのに遅すぎるということはありません。
むしろ、これからの人生をもっと楽しむための素晴らしいタイミングです。
私も最初は不安でしたが、今では大嫌いだった運動が日々の楽しみになってきました。
皆さんもぜひ、一歩踏み出してみてください。
多くのよい効果を感じることができるでしょう。
あなたの一歩が未来を変える!
このブログが、少しでも運動を始めるきっかけになれば幸いです。
アラフォー、アラフィフから運動をはじめてこんな効果があったよ、と言う方は是非コメント欄で教えてください。
もし、運動するのに悩んでいることがあったり質問があれば、ぜひお気軽にお寄せくださいね。
また、一緒にがんばる仲間が欲しい方、春風と一緒にがんばりませんか?
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