今、あなたは壁にぶつかって前に進めずにいたり、解決策が見いだせなかったりしていませんか?
今回は問題の解決や課題を乗り越えるための方法をお教えします。
人類の進化の影響で「足す」ことを考えてしまう
質問です。
目の前にベッドの脚が1本しかない傾いたベッドがあります。
この傾いたベッドを平らにして眠れるようにするにはどうしたらよいでしょうか?
一般的な考え方は、ベッドの脚を3本追加して安定させる、と考えるでしょう。
しかし、脚を3本追加するとなると脚をどこかから持って来なければなりません。
また、ベッドを持ち上げるために人手もいるでしょう。
3本取り付けるとなると時間もかかります。
しかし、ベッドの脚を1本減らして平らにするのはどうでしょうか?
時間もかかりません。
うまくやれば一人で外せるかもしれません。
しかし、ほとんどの人がベッドの脚を足すことを選択してしまう。
なぜでしょうか?
これはアメリカの研究で、足すことよりも減らすことで早く問題が解決できることもあるのですが、人は足すことを選択してしまうそうです。
人は問題や課題の解決をするために「足し算」をすることを選択してしまいがちなのです。
私たちはなぜ足し算にこだわるのでしょうか?
それは、進化の過程で私たちが物や食べ物を増やすことで生存を図ってきた歴史が影響しています。
減ることに対する恐怖が根底にあるため、本能的に人は物事を増やす方向に考えがちなのです。
減らすことの重要性
物や情報があふれている現代社会には、足すこともよりも問題解決には減らすことは実はとても重要です。
例えば、レシピの改善では、余分な調味料や材料を減らすことでよりシンプルで美味しい料理を作ることができます。
旅の計画では、立ち寄る場所を減らすことでより充実した経験を得ることができるでしょう。
プレゼン資料やレポート作成ではアレもコレもと情報を詰め込みがちなります。
ですが、見る側や読み手はには情報量が多すぎると肝心な部分が伝わりません。
作成にも時間がかかります。
情報を減らすことで伝わりやすくなったり、わかりやすくなります。
減らすことは勇気がいります。
ですが、思い切って「減らしてみる」ということを意識してみましょう。
引き算を意識して問題解決にアプローチしよう
問題解決においては、必要のない要素を取り除くことが、より効果的な解決策を見つけるための大切なステップなのです。
課題や問題に直面したときには引き算を意識してみましょう。
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