私は老後どんな生活をしているのかしら?
自分の老後の生活は自分の親の生活をみてみると想像できるよ。
親の生活を参考にして、充実した老後を過ごすためのプランニングをしてみよう!
みなさんは自分の老後の生活を想像できますか?
自分の老後の生活なんて、なかなか想像しにくいですよね。
ですが、簡単に想像することができます。
それは、自分の親の生活をよくみることです。
自分が50代とすると親はだいたい70代~80代でしょうか。
自分の20年後は今の親とだいたい同じ年齢になってきます。
親の今の姿は20年後の自分の姿だと思ってください。
あなたの親は健康やお金に問題なく暮らしていますか?
あなたの親は趣味を楽しんだり、人生を謳歌していますか?
あなたの親は一緒に楽しんだり、困った時に助けてくれる友達や仲間がいますか?
あなたの親は大切にしてくれる家族や親せきがいますか?
あなたの親は仕事やボランティア活動で社会に貢献していますか?
いかがですか?
これらのことは一朝一夕にはできません。
健康な肉体は1日で作られるわけではありません。
日々の積み重ねです。
お金も急には貯まりません。
コツコツ貯蓄をし、運用で増やしたり、長年仕事をして年金を収めてこそ年金ももらえます。
趣味は急には作れません。
何かに興味を持つ好奇心や向上心、行動力も必要です。
これらも一日でできるものでもありません。
友達も仲間も急にはできません。
コミュニケーション能力があり、優しさ、気配りなどができてこそです。
このような能力も一日ではできません。
長年、人間関係にもまれてこそ人付き合いも円滑にできるようになります。
家族や親せきとの関係も長年の愛情や思いやりによって培われるものです。
仕事やボランティア活動も何かできることがないとできません。
資格や能力を身につける努力や経験を積み重ねてこそです。
不健康、お金がない、趣味もない、友達もいない、家族からそっぽをむかれ、家でぼんやりテレビを観ているだけ…
そんな親の姿をみたことありませんか?
親がいない方は友人の親や身近にいる親世代を眺めてみてください。
親をみて自分の20年後を想像し、今からどういう老後の生活を送りたいたいかを考え、そのためのプランニングしましょう。
今日からの積み重ねが自分の充実した老後の生活につながっていくのです。
私には他界した両親と義父、健在の義母がいます。
彼らの生活を眺めてみると学ぶことがたくさんあります。
我が家に関しては親の老後の姿は「反面教師」です。
我が家とは逆に親が良い老後を過ごしている方もいらっしゃるでしょう。
ぜひ、そういう方は親の暮らしぶりからたくさんの良いところを吸収してください。
親の経験や生活スタイルを通じて、自分自身の充実した老後の生活を想像することができます。
親の生活からヒントを得て自分の充実した老後を実現するためのプランニングについて探っていきましょう。
1.親の生活から学ぶ
まずは、親の生活から学ぶことが重要です。
彼らの生活パターンや趣味、社会への関与の仕方などを観察し、自分が将来的にどのような生活を送りたいのかをイメージしましょう。
親の生活から得られることは、自分自身の老後計画において貴重な情報源となります。
2.自分の理想の老後を描く
親の生活を参考にしながら、自分自身の理想の老後を描きましょう。
どのような環境で暮らしたいのか
どのような趣味や活動に時間を費やしたいのか
大切な人々との関係性や交流をどのように築きたいのか
を考えてみてください。
自分自身のビジョンを明確にすることが、プランニングの出発点です。
3.お金のプランニング
充実した老後を実現するためには、お金のプランニングも欠かせません。
親の生活から得られた情報を基に、将来の収入や支出を見積もりましょう。
退職金、年金、投資、貯蓄などの要素を考慮し、老後に必要な経済的な安定を確保するための計画を立てましょう。
特に、私たちの親世代は景気の良い時代を過ごしています。
生活をレベルを落とせない親、現代のように情報が少ない時代を生きてきたため金融リテラシーが低く投資や運用に知識がない人も多い世代です。
私の他界した両親は、景気の良い時代を過ごしてきたため、父の定年が近くなり給料が減ってきても生活の質を落とせず生活費が足りず借金がありました。
他界した義父もサラリーマンでしたが、55歳で早期退職をし少し多く退職金をもらいました。
しかし、知識がないのに退職金で「株」をはじめ、証券会社の方の言われるがまま「株」につぎ込みました。
義父が「株」に突っ込んだ総額はわかりませんが(考えたくない)、亡くなった時には証券口座の残高はわずか8万2千円でした。
義父が退職金を「株」につっこんだせいで、普通なら老後の資金のはずのお金がないため健在の義母には貯蓄がありません。
さらに、義父は55歳で退職したにも関わらず、60歳までの国民年金を払う必要はないと一蹴しました。
そして、65歳を過ぎても年金は満額もらえませんでした。
健在の義母も金融リテラシーが全くないので夫の言いなりでした。
そのため、満額で年金をもらえない状態になっています。
余談ですが、ねこおばさんの夫は1浪をして4年生の大学に通い、その後、1年間、海外留学をしています。
その間、義両親は20歳になった息子の国民年金を払ってくれていませんでした。
当時の義両親の収入で払えない金額ではありませんでした。
当時は今より国民年金の納付額も少なったはずです。
支払いの免除の手続きをするなり「バイト代で自分で払え」と夫に言ってくれればよかったのですが、まったくそういう知識がない両親だったため夫は5年分国民年金が未納です。
子供の国民年金を払った所で義父はサラリーマンだったので年末調整の時に申告すれば所得控除されたので別に払ってもお互い損はないわけです。
夫に国民年金の未納があることに私が気が付いた時にはすでに遡って払うことができない時期になっていました。
夫には「未納の5年分多く働け。恨むなら親を恨め」と言っております。
親の金融リテラシーのなさは子供にも影響します。
まだまだ理解力があるうち、行動力があるうちに家計を見直しし、老後のお金のプランニングをすることがカギになってきます。
子供が自立すれば生命保険や医療保険などの保障は手厚くする必要もないでしょう。
家族が減れば車や家をサイズダウンしてもいいかもしれません。
車は運転をできなくることも考え今から車がない生活も視野に入れる必要もあるかもしれません。
維持費、税金を節約することで、その分を老後の資金にまわすことができます。
保険などの見直しもいい時期かもしれません。
一人で考えるには不安な場合には、ファイナンシャルプランナーなどお金のプロに依頼をすることもよいでしょう。
定年までの間にお金を貯め、増やすことも大切です。
50代からでもお金の勉強することは遅くはありません。
節約だけの人生もつまりません。
楽しみつつも、収入が減った時のことや年金生活になった時のために出費を減らしていくことが大切です。
4.健康のプランニング
充実した老後を送るためには、健康のプランニングも重要です。
親の生活をもとに、自分の健康管理や予防策について考えてみましょう。
適度な運動
バランスの取れた食事
定期的な健康チェックなどを実施
が健康には必須です。
これらを継続することで健康で活動的な老後を送ることができます。
健康は何をするにも土台となります。
人はいつか死にますが、それまでの数年感を痛みや苦痛に耐えながら生活というのも辛いものがあります。
病気はと時間とお金の無駄です。
通院する時間、痛みに耐える時間で老後の時間を使ってしまっていいのでしょうか?
病院代、薬代にせっかく貯めたお金を使ってしまってよいのでしょうか?
私は両親ともにほぼ同時期に「がん」になりました。
私の生活はガラリと変わりました。
自分の時間とお金を削って両親ことが私のすべてになりました。
両親が他界した後は疲労困憊でその後、私自身も体調を悪くしました。
病気になると子供や家族にも迷惑をかけます。
飲酒や喫煙は病気のリスクをあげます。
防げる病は防いで行きましょう。
それから、栄養知識、食事の知識も大切です。
食べることは生きることです。
食べたものが肉体を作ります。
バランスの良い食事をしましょう、と言われていますが、そもそも「バランスの良い食事」がわからなかったらどうでしょうか?
義母は栄養の知識がありません。
野菜はサラダさえ食べてればよいと思っています。
菓子パンやお菓子も好きで主食となっています。
朝食はサラダを食べて、菓子パンを食べ、果糖のヨーグルトを食べて、私はちゃんと朝食を食べていると言い張っています。
昼は買ってきたお弁当や冷凍食品。
楽しみがないのでスーパーに行って目についた物を買います。
おやつも食べます。
夜は蕎麦と買ってきたお惣菜です。
お惣菜はフライが多めです。
カロリーオーバーなので、体重オーバーでいつも膝が痛い、腰が痛いと言っています。
しかも、本人は食べているつもりでも、栄養が足りず貧血ぽくてフラフラしていたり、すぐに疲れるので常に座っています。
頭の働きも悪くなっているようです。
そうなると、動かないので夜もあまり眠れていないようです。
夫とともいアレコレ言うのですが、本人に変える意識がないのでもう好きにさせています。
自分の無知が自分の肉体を滅ぼしているのです。
知識があれば自分の健康=命を守ることができるのです。
運動習慣、食習慣、生活習慣は歳を重ねるほど変えるのが難しくなってきます。
今から健康のためのよい習慣を身に着けられるようにプランニングをすることが必要です。
6.趣味、楽しいことを自分で調べて行動できるためのプランニング
老後の趣味や楽しめることがあることは、身体的な健康や精神的な充実感を維持するために非常に重要です。
歳を重ねると若い頃と違い毎日楽しいことがあるわけではありません。
体調の波があったり、老化を感じたり、自分や身近な人が病気になったり、訃報が届いたりと気が滅入ることの方が多くなります。
老後こそ自分から積極的に楽しいことをみつけ、行動するが必要になってきます。
それが、楽しい充実した日々につながっていきます。
友達や仲間と一緒にやる趣味もよいのですが、一人で楽しめることも作っておくことも必要です。
義母は80歳になるのですが、年相応の物忘れがあったり腰や膝が痛いとは言っていますが、まだ認知症などもなく外出したり旅行に行ったりすることはできます。
ですが、一人で旅行に行ったり一人でご飯を食べることができないのです。
一人でプラッと近くのカフェなどにお茶にしにくことすらできないのです。
さらには、パソコンなんてもちろんできないので自分で調べることもできません。
誰かがいないと何もできないのです。
これと行った趣味もありません。
私たちもできるだけ外にでるように誘ったりしていますが、とは言ってもいつも義母の相手ができるわけではありません。
子供にも子供の生活があります。
また、前述したように義母の経済状況もよくないので、義母と外出すると支払いは子供たちになります。
夫の兄妹は自分たちの経済状況もよくないので親とでかけても払えないので、親を誘ってどこかへ行く、ということはありません。
我が家も一緒に出掛ける時は支払いはこちらでしますが、我が家だってお金が潤沢なわけではありません。
毎週、毎週、遊びに連れていくことはできません。
義母の経済状況がよくて子供たちの分を払うことができれば、もっと楽しいことが増えたことでしょう。
義母には以前は、友達がいて一緒に出掛けたりしていました。
友達たちがあれこれ調べて、あそこへ行こう、ここへ行こう、と誘ってくれ、友達にくっついて歩いていました。
ですが、その友達たちが病気で外出ができなくなったり、夫の介護が始まったり、残念ながら亡くなったりしてしまいました。
また、経済状況の差などがあり、友達たちと行動することができなくってしまったのです。
これと言って趣味もありません。
起きて、一人で家でご飯をたべ、テレビをみて、病院に行き、いつも行くスーパーに行くだけの日々です。
趣味を作っておくこと、また、自分で調べて行動できる力をプランニングすることも大切です。
また、前述したように趣味などをはじめ楽しむためにはお金のプランニングも必要になります。
また、友達が一緒に行動できなくなった時のこと、子供たちもそれぞれの生活や家庭があり一緒に行動できなくなる等も踏まえ、一人でも楽しめるプランニングも必要です。
5.社会的な関与と人間関係のプランニング
充実した老後を過ごすためには、社会的な関与と人間関係のプランニングも大切です。
親の生活から得られた知見をもとに、自分自身が関わりたいコミュニティや団体、趣味のサークルなどを考えてみましょう。
肉体的な健康維持もそうですが、ストレス解消や孤独や孤立の解消のために社会と関わることは非常に重要です。
また、健康で働くことができれば老後の資金の不足分を補ったり、またはお小遣い稼ぎができます。
また、家族や友人との絆を深めるために、定期的な交流やイベントの計画も重要です。
歳を重ねると一人でできなくなることも増えてきます。
何か困ったときは助けてくる家族や友人がいることは生活を維持するためにも必要です。
そのためには、繋がりを持っておく必要があります。
年を重ねると頑固になったり、自分ことばかり話すようになったり、自分の経験が全てのような話方になってしまいます。
どこかが痛いとか辛いとか、ネガティブな発言も人をうんざりさせます。
そうなると、人が離れていってしまいます。
話し方や接し方を気を付けるように意識する必要があります。
こちらも年々難しくなってきます。
ちなみに、義母のことを踏まえて、お友達や家族とのつながりは、年上や同年代より自分より若い人とのつながりを持っことも大切だと感じました。
年上の方や同年代の方は、先にいなくなってしまう可能性があるからです。
若い方と付き合うのは、新しいことを知るチャンスや刺激に恵まれます。
ですが、若い方にあわせる体力も必要ですし、若い方の意見を受けれいる柔軟性や心の余裕も必要ですし、年長者として若い方の尊敬も得られることも必要でしょう。
自分だったらどんな年長者と付き合いたいか、と言うことも考えプランニングすることも必要です。
6.プランの実行と柔軟性の保持
老後の充実した生活を実現するためには、立てたプランを実行することが必要です。
しかし、将来の状況は予測困難な場合もあります。
思ってもみないことが起こるが人生でもあります。
どんなに気を付けていてもケガや病気になることもあるでしょう。
自分に問題がなくても家族に問題が起きることもあるでしょう。
柔軟性を持ちながらプランの修正や調整を行うことも重要です。
親の生活から学んだことを基にしながらも、自分自身の状況や希望に合わせてプランを変更し、柔軟に対応することを心掛けましょう。
7.結びに
親の生活から想像することで、自分自身の充実した老後の生活のためのプランニングが可能です。
親の生活から得られる洞察を基に、財務面や健康、ライフスタイル、社会的な関与などのプランニングを行いましょう。
そして、プランの実行に向けて柔軟性を持ちながら、充実した老後を実現する道筋を描いていきましょう。
未来を明るく照らす幸せな老後を迎えるために、今から行動を起こしましょう!
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