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人生の楽しみ方を知ろう!『カンニング竹山の50歳からの趣味入門』/カンニング竹山

作品情報

書名:カンニング竹山の50歳からのひとり趣味入門

著者:カンニング竹山

出版社:ポプラ新書

発売日:2023/7/12

ページ数:140ページ

読みやすさ:☆☆☆ とても読みやすい

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このような方におすすめ

・おすすめ世代:40代後半~

・「趣味」のみつけ方がわからない方

・「趣味」とは何かわからない方

・人生の楽しみ方、遊び方がわからない方

一人でいることに不安になる方

読んだきっかけ

カンニング竹山さんは私は苦手な芸人さんでした。

私は、男性が少ない家系で父や祖父や親戚の男性は無口か穏やかな人が多い、という環境で育ったせいか大きな声で怒鳴る男性が少し苦手です。

父や祖父は坊ちゃん育ちだったせいか、パンツ一丁や裸でウロウロするようなこともない家でした。

そんな私が、昔「エンタの神様」というネタ番組をたまたま観ていました。

まだ竹山さんの相方の中島さんが存命していた頃でカンニングがコンビで出演していまいました。

その時に、ネタの内容は覚えていませんが、竹山さんがガンガン大きな声で怒鳴っていて、しかもお尻を出すという事件!?が…(詳細は「カンニング竹山 エンタの神様」ググればすぐでてきます)

今ならお腹を抱えて笑ってしまいますが(今の時代ありえないけど…)、まだ若かった私はそれ以来、カンニング竹山さんが苦手になってしまいました。

それが今はすっかりカンニング竹山さんのファンです。

好きになったきっかけはコロナです。

コロナ禍になりテレビは「コロナ、コロナ」一色な時期がありましたよね。

観ていると不安にもなるしうんざりもしつつも最低限の情報は欲しいと思っていました。

その時に、そうだ「ラジオ」を聴こうと思い立ちました。

ラジオはトークや音楽もありつつ、ニュースや天気予報などの適度な情報もあるので私にはちょうど良いメディアでした。

すでに終了してしまったのですが、たまたまTBSラジオの赤江珠緒さんの「たまむすび」を聴き始めました。

その「たまむすび」の月曜日のレギュラーがカンニング竹山さんでした。

昼間のラジオでネタ番組でもなく、女性のアナウンサーの赤江珠緒さんと一緒のせいか、昔のようにガンガン怒鳴るということはなく、ちょっとオトボケの赤江さんに竹山さんがツッコミをいれたりするやりとりがおもしろかったのです。

30年以上、竹山さんはテレビで活躍することだけあって頭の回転も速く、日常のおもしろい話から政治の話など幅広く話しているのを聴き、昔のガンガン怒鳴ってお尻をだしている竹山さんのイメージが一掃されてしまいました。

亡くなった相方の中島さんのためにずっとカンニングの名前を消さずにやっているのは有名な話ですが、福島の応援をしていたり、ラジオのリスナーさんのハガキなどのコメントなどを聴いていると正義感も強く心の優しい方なんだなぁ、と思うようになりすっかりファンになってしまいました。

「たまむすび」のオープニングトークでよく竹山さんの趣味の話をしていました。

競馬で当てたり、負けたりした話、ホークスファンなので野球の話をしたり、アメリカンフットボールやバイクの話やキャンプの話など、多趣味な方なんだなぁと思っていました。

日本ではあまりなじみのないアメリカンフットボールですが、竹山さんの推しのチームの試合を観たいからラジオを休みたい、などと言っているのを聴いておもしろいスポーツなんだろうなぁ、と思ったりしていました。

バイクもバイクの免許を持っていないのに一目ぼれでバイクを買ってしまい、免許を取り始めるところからスタートして無事に免許を取るまでの話をしてくれて、何歳になってもチャレンジは可能なのだろうなぁ、と楽しく聴いていました。

どの話もおもしろく趣味を楽しんでいるなぁ、と感じていました。

多趣味の竹山さんが趣味の本をだしたのでさっそく手に取ってみました。

感想

竹山さんの趣味の「競馬・飛行機・酒・キャンプ・野球・アメリカンフットボール・福島・YouTube政策・バイク」のことについて書かれています。

趣味としては男性の趣味ですので女性にはちょっと理解できないかもしれませんが…

なぜその趣味に出会ったのか、竹山さん流の楽しみ方などが書かれているのですが、折々に趣味ってなんなのか、遊ぶってなんなのか、どうやって始めればよいのか、趣味との向き合い方、趣味と他人との付き合い方などが書かれていて、そこが女性の私でも共感できました。

「趣味」があるかと言われると私はどちらかと言うと無趣味だと思っていました。

この本を読むまで「ぶっちゃけ趣味ってなんだろう?」と思っていました。

子供の頃からやっていることもないし、周りにはお花を育てたり、お菓子作りだったり、何か作品を作ったり、楽器を演奏したり、ダンスをしたりと趣味を満喫している方が多いのですが、自分は寝食を忘れて没頭してしまうようなものは特にないし、人に自慢できるようなことや披露するようなことも、何かに対して深い知識もない。

自分って…って小さい劣等感を感じていたり、趣味がないつまんない人間なんだと思っていました。

でも、趣味はあったほうがいいなぁ、と心の中では感じていました。

他界した義父は趣味がない人でした。

会社を早期退社をしてテレビを観ながらお酒を飲むだけで「早く死にたい、死にたい」と言っていました。

存命の義母もこれと言って趣味がなく、近所のシニア用のジムに行っていますが、趣味というよりか体力作り。

あとは、買い物にして家でテレビを観ているだけ。

一人でどこかへ行くこともありません。

お友達も他界してしまったり、体調が悪かったりで一緒に遊ぶ人もいない。

みていてあまり楽しそうな老後ではありません。

体はまだ動くし、特に病気もない。夫や子供の世話ない。

子供や孫もそれなりに自分たちの生活を営み、心配事も特になく幸せな老後生活だと思うのですが…

「何かやってみたら?一人でどこか行ってみたら?」と言うのですが、元々のあまりチャレンジをしないという性格もありますが、なかなか年齢を重ねると重い腰があがりません。

ですので、趣味は早いうちから見つけた方がいいなぁ、と感じます。

それから、友達やパートナーがいなくなった時も一人で何かを楽しめることって大切かも、って実感していたところ、この本を読んで、この一文にハッとしました。

要は自分を楽しませることが趣味をもつということ

カンニング竹山の50歳からのひとり趣味入門/カンニング竹山

「私の趣味は」って始めると重たいし、ハードルも高くなります。

でも、自分を楽しませるって自分でしかできない

人に与えられるものでもないし、人が楽しいことは自分が楽しいとは限らない。

楽しい人生をおくるには自分でなんとかしなきゃならない。

他力じゃダメなんです。

まずは、自分がはじめること。

そして、わからないことや、迷った時は人様の力を借りればいいだけ。

竹山さんもゴルフははまらなかったと書いていました。

読んでいて自分が楽しければなんでも趣味で良いのではないか、と吹っ切れました。

別に一つにこだわる必要もないとも思えました。

それから、仕事や家事、育児をしていると趣味を楽しんだりすることに罪悪感を感じたり、楽しめなかったりする方も多いのではないでしょうか。

実は、私はもうそうです。

「こんなことをしてて良いのか?」「遊んでいていいのか?」なんて思ってしまいます。

竹山さんもそんな時期があったそうです。

ですが、趣味や遊ぶことの大切さや教えてくれています。

それから、仕事と趣味をわけて、趣味は趣味・仕事は仕事と考えガチですが、仕事を趣味をわける必要がない理由も教えてくれています。

趣味ってなんなのか、趣味ってどうやって作ればいいのか、それこそ人生を楽しむ方法を知りたい方にはおススメな本です。

そして、趣味をつうじてのコミュニティを作ることの必要性と一人で趣味を楽しむこととが両方が書かれています。

基本は一人で楽しみつつ、たまに他人やコミュニティと関わる。

無理のない楽しみ方を教えてくれています。

最後に私の経験談ですが、趣味がない親がいると子供にプレッシャーがかかります。

定年して趣味がなかった父親のために、私の夫は父親にゴルフをやらせたり、カメラを夫がお金出して与えたりしていました。

結構、何も父親にはまらず、夫のお金の無駄になりました。

今は、無趣味でつまらなそうにしている母親をどこに連れて行こうか、とか考えていますが、最近は夫も仕事が忙しかったり、自分も年をとったせいかめんどくさくなってきたのか母親と距離がでてきてしまいました。

子供にしてみたら人生を元気で楽しんでいる親の方がみていてうれしいし安心します。

将来、子供の世話になりたくない、心配をかけたくない、と思う方は、趣味や楽しめることを早めに探しておくことは大切だと思っています。

↓↓竹山さんがほぼ一人でおしゃべりしているボッドキャストです。

日常におきたこと、趣味のこと、福島のことなど、ほぼ一人で語っている番組で笑えるし、考えさせられることもあるおもしろ番組です。

内容紹介

「竹山くん、これからはもっともっと遊ばなきゃ」 多忙な日々に漠然とした不安を感じていた僕に、芸能界の大先輩は遊びに没頭する時間の重要性を教えてくれた。人生後半戦に向けて、50歳からはともかく自分の「好き」をやってみよう。こだわりよりも楽しむこと、仲間もいいけどまずはひとりで快適に。飛行機、キャンプ、YouTube制作、バイク、野球観戦など、9つの趣味を、熱く、かつディープに語る。

Amazon https://amzn.to/3rkUcbg

著者について

1971年、福岡生まれ。

お笑い芸人。

本名は竹山隆範。

2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。

「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。

現在はお笑いやバラエティー番組、ワイドナショーに出演するほか、単独ライブ「放送禁止」の開催や、動画配信「竹山ライブショー」など、さまざまなメディアで活躍する。

著書に『福島のことなんて、誰もしらねぇじゃねかよ!』(ベストセラーズなど)

『カンニング竹山の50歳からの趣味入門』/カンニング竹山

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